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SDGs6×NPO法人ウォーターエイド  安全な水とトイレを世界中に

更新日:2021年9月25日


こんにちは!


みなさん探求してますか?


今回はSDGsのゴール6「安全な水とトイレを世界中に」について探求していきます!


きれいな水・トイレ・環境があることは、私たちにとっては当たり前のことのようで


それが当たり前でない世界は想像することも難しいですよね?


その課程で私が興味を持ったNPO法人を紹介しようと思います。


特に、衛生問題に興味がある人に見てもらえると嬉しいです!




SDGs6のゴールって何?

 

・誰もが安全な水を、安い値段で利用できるようにする


・屋外で用を足す人をなくす

 →女性・女児などの人たちが何を必要としているか


・汚染を減らす、ゴミが捨てられないようにする、有害な化学物質が流れ込むことを最低限

 にする、処理しないまま流す排水を半分に減らす、世界中での水の安全な再利用を大きく 

 増やす


・今よりもはるかに効率よく水を使えるようにし、水不足に苦しむ人の数を大きく減らす


・必要なときは国境を越えて協力して、あらゆるレベルで水源を管理できるようにする


・水に関わる生態系を守り、回復させる



そもそも世界の水・トイレ・衛生事情ってどうなの??

-水-

・世界では7億7,100万人が清潔な水を利用できない

・都市部から遠く離れた村や、都市部のスラム、紛争や自然災害によってインフラが破壊さ

 れた地域では、政府の目が行き届かず、給水サービスそのものが設置されづらい

・水くみに長い距離を歩き、多くの時間とエネルギーを費やしているため、学校に通ったり

 働く時間が十分に取れない

→飲めば体調を崩すと分かっていても、不衛生な水を飲む意外に選択肢がない





-トイレ-

・大人も子供も病気にかかる

→毎年289,000人の子供が下痢で命を落としている

 (下痢は、子供たちの身体や精神の発達に妨げる栄養不足の50%に関連している)


・女性、女児を危険に晒す

→用を足すために、暗い時間帯や人通りの少ない場所を選ぶので、襲われたりレイプ

 される恐れがある


・月経に対応することが困難

→家庭や学校に適切なトイレがなければ、安全に尊厳を持って月経に対応することは不可能

 なので、月経が始まる年齢になると退学する女児が多くいる


・良い医療が行き届かなくなる

→コミュニティの衛生状況が適切でないということは、同様に医療施設にも適切な医療設備

 が行き届いていないということ

 患者や医療従事者は、本来予防可能な感染症によって命を脅される危険性がある


・貧困から抜け出せない

→不衛生な環境によってコミュニティの人々が頻繁に病気にかかっている場合、生産性の

 ある仕事をしたり、子供たちが学校に通い続けたりすることは困難

 適切な衛生環境なしで近代化と繁栄を成し遂げた都市や国はない


・経済に悪影響を及ぼす

→衛生設備の不備、清潔でない水や衛生教育が行き届いていないことによる病気が原因で

 保健医療費の支出、ならびに生産力の低下が生じ、結果とし多くの国は、GDPの最大

5%を失うことになる





-衛生習慣-

衛生習慣とは、自分たちを清潔で健康に保つために毎日することを指す。

しかし、そうした行動を日常生活の一部にするのが不可能な人たちが、世界中に大勢いる。

不衛生な水であっても、料理や飲み水用にとっておかなければならないし、その水を使って

衣類や食器を洗うことなど、まず考えられない。

また、給水設備やトイレが整備されても、衛生習慣が根付いていない地域では、水に関連した病気がすぐに広まってしまう。






このような水・衛生問題に取り組んでいる企業や団体ってあるのかな??


ここで私が興味をもったNPO法人を紹介します!



特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン



・ウォーターエイドとは・


・1981年にイギリスで設立

・約40年間にわたって、水・衛生の特化してきた国際NGO

・2021年現在、世界34カ国に拠点を置き、アジア・アフリカ・中南米など、計26カ国で

 水・衛生プロジェクトを実施

・専門性を活かし、現地に最も適した解決策を実行している


・ウォーターエイドのビジョン・


すべての人々がすべての場所で、清潔な水とトイレを利用し、衛生習慣を実践できる世界


・ウォーターエイドのミッション・


・清潔な水、衛生的なトイレ、正しい衛生習慣

健康で尊厳ある暮らしに欠かせないこの3つを届けることで、ウォーターエイドは世界で最も貧しく社会的に取り残されている人々の暮らしを改善していく


・ウォーターエイドの戦略目標・


公平性:最も貧しく社会的に取り残されている人々が安全な水・衛生に対する権利を実現   

    妨げになっている格差に立ち向かい、その是正に取り組む

持続可能なサービス:持続可能な水・衛生サービスの実現に必要な体制と能力を強化するた

          めに、 行政機関と公共事業会社をサポート

統合:持続可能な開発の一環として水・衛生の問題を統合した計画や活動を展開すること

   で、 変化を加速できるよう各方面と協力

衛生習慣:安全な水・衛生を利用できることのメリットを最大限に活かせるよう、

     衛生習慣改善の働きかけを積極的に行う


・ウォーターエイドの特徴・


問題の根本的な原因を探る

清潔な水が利用できない原因は、水不足だけとは限らない。

組織が機能していないのであれば、組織の立ち上げや強化を検討する。


住民のプロジェクト参加を促進

住民が調査や計画策定の段階から関わり、地域の水の循環や住民の二ーズを分析しながらベストな給水設備や設置場所を決めていく。その地域で部品が調達可能で、住民たちが自ら修理ができるということも重要だ。

こうした取り組みにより、「自分たちの設備」という意識が強くなる。

修理などに関する人材育成も実施。


政府・自治体の能力向上の支援

地元の政府や自治体が、設備の場所や状態の情報でさえ持っていないことも多くある。

人材育成にも積極的に取り組んでいる。

その一環として、水源や水・衛生に関するデータを蓄積できるオンラインツールmWaterの導入支援や活動、簡単な水質検査のスキルを身に付けるための自治体職員向けの研修もしている


”システム”全体の強化

清潔な水が届けられるまでに、様々な人や機関が関わっている。

その一つでもかければ、清潔な水や適切な衛生を届けることはできない。

そのためシステム全体の維持・強化を重視し、関係する人や組織が話し合うための機会を設けたり、水・衛生に関する共通のガイドライン作りなどの支援をする。また、調査結果や技術資料を広く公開し、提供している。



・活動、支援・


・イベントの開催

→世界の水とトイレの問題を知ってもらうため

・法人との連携の強化

・寄付集め、物の寄付

・水や衛生に関わる日にキャンペーンを開催


・私たちも参加できるボランティア・


スピーカークラブ

 世界の水、トイレ、衛生の問題やウォーターエイドの活動をより多くの人に

 知ってもらうための活動


(内容)

 学校での出前授業、世界トイレの日や世界水の日に合わせたイベントでの授業、

 グローバルフェスタなどのイベントでの出展、スピーカー講習会の開催など


こんな方に!

・高校生以上

・世界のために何かできることをしたい方

・水、トイレ、衛生の問題や途上国の問題に関心のある方

・国際理解教育やファシリテーションを実施してみたい方

・国際問題に興味がある仲間と知り合いたいかた など



物・ポイントで寄付


・はがき、切手の寄付

 書き損じた年賀状や未使用の切手が寄付になる


・Tポイントで寄付

 お持ちのTポイント、1ポイントから寄付できる

 1ポイント=1円に換算して、Yahoo!JAPANからウォーターエイドジャパンに寄付される



NPO法人の方へ質問

Q,団体として中高生に知っておいてほしいことは何ですか


A,世界には、7億7,100万人が清潔な水を利用することができず、17億人が衛生的なトイレ

 を利用できていません。私たちの生活に欠かせない清潔な水や、衛生的なトイレを利用す

 ることができていません。

 私たちの生活に欠かせない清潔な水や、衛生的なトイレ、適切な衛生習慣が利用できるよ

 うになれば、人々の生活は大幅に改善されます。

 世界の人々のあたりまえの日常を少しでも良くするため、水・衛生について考えることか

 ら始めて見ませんか?


Q,活動して良かったと思うことは何ですか


A,数年前に訪れた東ティモールの村では、村に給水設備が完成して半年後、青々とした素晴

 らしい畑が村内あちこちにできていました。住民たちは「村に水が来たら、野菜づくりを

 始めよう」とずっと前から話していたとのこと。給水設備が完成してすぐ、市場に種と苗

 を買いに行き、これまで毎日水くみに行っていた時間を使って畑を耕したそうです。

 トイレプロジェクトを実施したインドの村では、「衛生的な環境を維持する」重要性に気

 づいた村の女性たちが、家庭ゴミを回収して肥料を作ったり、排水路を修復したり、村を

 衛生的に保つ取り組みを自分たちで始めていました。

 清潔な水・衛生が届いたとき、飲料水を確保できるだけでなく、人々が感染症から身を守

 り健康に暮らせるようになったり、水くみから解放された子供たちが学校に行けるように

 なったり、家の庭で野菜を育てられるようになったりなど、清潔な水を使えるようになっ

 たことで、住民が自分たちで生活を変えていく、そのような人々の「パワー」を世界各地

 で見るたびに、私たちが元気づけられているように思います。




感想

改めて、今この環境で生活できていることが当たり前じゃないということが分かりました。

私もこの活動をするまで、途上国の現状をよく知らず、他人事のように考えていました。

SDGsとNPO法人を掛け合わせて調べることで、問題についても、今何が必要とされているのかなどの現状も詳しく知ることができ、これから自分がどうしていけば良いのかがより明確になりました。もともとNPO法人がどのような目的でどのような活動をしているのかはなかなか調べる機会がないと思います。だから、これを読んで少しでも、世界の水・トイレ・衛生問題と、SDGs、NPO法人に興味を持ってもらえると嬉しいです!





<参考資料>

・SDGs6のゴールって何?

・そもそも世界の水・トイレ・衛生事情ってどうなの??

 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン










 
 
 

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